美しい服がある。美しい服を着ると、不思議に、人は心の背すじまで美しく伸びる。自分を取り巻いている世界、普段は何気ない色をした日常まで、美しく輝いて見えてくる。美しい服があるように、私たちはただ美しいカデンをつくりたい。自分の目で探し出した愛すべき持ち物がある。
あるいは自分の身近な場所に見つけた、気持ちのよい風景がある。人はそれを、できればずっと失いたくないと思う。
「これでいい」ではない、「これでなくては」という愛着の対象。
10年、15年、ながいこと愛でていける美しいカデンを、私たちはつくりたい。
アマダナという名前は、日本の江戸時代、漆器を扱う店が集まる一帯として有名だった街の名前に由来しています。
漆器は日本古代期から数千年にわたって磨かれてきた様々な生活道具であり、日本人特有の生活様式と美意識とテクノロジーが掛け合わさって生まれた文化だといえます。
日本ならではの生活様式と美意識とテクノロジー。
アマダナもまさに、この三者が掛け合わさって生まれた家電シリーズです。